冬の現場は、気温・天候・路面など状況によって必要な靴底の機能が変わります。
今回は、防寒長靴に採用される主要な3タイプの靴底構造
「折り返しスパイク」「セラミックソール」「凍結面対応スタッドソール」
について、特徴と適したシーンを分かりやすく解説します。
折り返しスパイク|凍った地面におすすめ

折り返しスパイクは、靴底に埋め込まれた金属スパイクを“必要な時だけ”反転させて使える構造です。
例えば凍っている道路ではスパイクを出して、室内施設に入ったらスパイクをしまう、などシーンによって可変するのがポイントです。
向いている環境
・凍結した地面
・屋外⇔室内の出入りがある場面
該当商品(一部)
・マリアン M-6222MWSP
・ローバーウルフ G-5733MWSP
セラミックソール|圧雪路向き

セラミック粒子を靴底に練り込んだ、特殊な“ざらざら”したソールです。
雪や氷の表面を細かく削るようにして摩擦を生み、滑りを抑えます。
体重がかかるとオレンジ色のセラミック部分が地面に接地しグリップ力を発揮します。
向いている環境
・圧雪路面
・シャーベット状態の路面
該当商品(一部)
・シーラックスライト SL-561WNS
スタッドレスソール|氷上で抜群の滑りにくさ

スタッドレスソールは氷の上でもしっかりグリップするよう設計されたタイプ。
金属スパイクは使わず、ゴムとキュービック形状による摩擦で滑りを抑えます。
氷の表面にある水を溝から逃がした上で、靴底をピッタリ氷にくっ付ける事ができるので氷上で非常に良いグリップ力を発揮します。
向いている環境
・凍結面
・アイスバーン上の路面
該当商品(一部)
・アルマート AR-6226MW
・ライトフィールド MC-50MW
まとめ
防寒長靴の靴底は「安全性」を大きく左右する重要な要素です。
使用シーンに合わせて靴底を選ぶことで、冬の作業や通勤がより安全で快適になります。