水産合羽（漁師カッパ、耐油カッパ）は、水を浴びながら作業する環境のために作られた「プロ仕様の防水ウェア」です。
ここでは、水産合羽ならではの主な機能をご紹介致します。
水産合羽の防水性を支える代表的な構造が「二重前立て」。
ファスナーの上に防水フラップを重ねることで、正面からの水の侵入を大幅に防ぎます。
・ファスナーからの水の侵入を防ぐ
・作業中にお腹や胸に水がかかる現場に有効
水産加工やホース洗浄など、"真正面から水がかかる”現場で効果を発揮します。
腕を上げたり水に手を入れるなど、作業中に袖口は水が侵入しやすい部分です。
水産合羽では「二重袖」によってその弱点をカバーしています。
・外袖＋内袖の二重構造で水の逆流を防止
・内側の袖はフィットするので、外からの水をブロック
魚の選別作業、洗い作業などでその効果が表れます。
水産現場では厚手のゴム手袋を着用することが多いので、一般的な小さなファスナーではつかみにくい事も。
水産合羽はその前提で“つまみやすい大型ファスナー”が採用されています。
・手袋を外さず脱ぎ着できるので作業効率UP
細かな操作が難しい環境に合わせて、操作性を重視した設計になっています。
船上や養殖場では座り仕事やしゃがむ作業も多い為、ズボンは尻部にゆとりのある構造になっています。
・尻部にゆとりがありしゃがみやすい
マリンキング｜定番モデル
マリンキングは水産合羽の定番品といえる、基本機能が備わった１着です。
0.37mm厚のPVC生地は防汚加工がされており、ファスナーを覆える「二重前立て」や「二重袖」がある商品です。
プロエックスα｜厚みのある上位モデル
プロエックスαは0.45mmと水産合羽の中でも厚めの生地を使った商品です。
厚みがあるので耐久性もあり、寒い地域でも活躍できる水産合羽です。
グッドサン｜水産合羽の最上位モデル！
グッドサンは弘進ゴムの水産合羽で最上位のモデルです。0.5mmの丈夫な生地を使い、通常の水産合羽の約２倍の強度がある商品です。（当社比）
鮭漁や蛎殻加工など、鋭利なもので破けにくいように開発された、東北のメーカーならではの商品です。
まとめ
水産合羽は、日常のレインウェアとは異なる「水場の作業に特化した専用ウェア」です。
様々な機能は、すべて“水がある場所で仕事をするため”に設計されています。
用途に合わせて最適なものを選ぶことで、作業効率や安全性がさらに高まります。