長靴と聞くと、「ゴム長靴」をイメージをする方が多いのではないでしょうか。
実は、現在一般的に使われている長靴は、ゴムの他にPVC(ポリ塩化ビニル)という素材で作られているものも多くあります。
この記事では、ゴム長靴とPVC長靴の違い、そしてPVC長靴の特徴についてご紹介します。
ゴム長靴とPVC長靴の違い
見た目が似ているため、どちらも「ゴム長」と呼ばれることがありますが、実際の素材は特徴が異なります。
| 項目 | ゴム長靴 | PVC長靴 |
|---|---|---|
| 素材 | 天然ゴムまたは合成ゴム | ポリ塩化ビニル(PVC) |
| 特徴 | 柔らかくフィット感が良い 経年劣化でひび割れしやすい |
屈曲に強く割れにくい |
| 耐久性 | 熱や寒さに強い 油や経年劣化に弱め |
油や屈曲に強い 熱や低温環境には弱め |
PVC長靴が割れにくい理由
PVC(ポリ塩化ビニル)は、樹脂素材を型に流し込む「一体成型」という製法で作られます。張り合せで作るゴム長靴と比べると、継ぎ目がない事が特徴です。
また、素材としてゴムよりもPVCの方が屈曲に対する耐性が強いので、長く使ってもひび割れが起きにくいのが特徴です。
一方、極端に寒い場所などではPVCは硬化して割れやすくなる事もあるので、特殊配合のゴム長靴の方が良い場合もあり、万能ではありません。
用途に合わせた選び方
柔軟性やフィット感を重視するならゴム長靴は魅力的ですが、ひび割れでお困りの場合は一度PVC製の長靴をお試し頂くのも手かもしれません。
油を使う食品工場や飲食店、水産業ではPVC長靴が定番ですが、農作業や畜産業、さらに土木作業でも実はよく使われています。
おすすめのPVC長靴

まとめ
ゴム製とPVC製は、見た目こそ同じ長靴ですが素材特性は大きく異なります。
PVC製は「割れにくい・劣化しにくい」という点で、日常の作業靴としても非常に優れています。
作業内容や環境に合わせて、自分に合った素材を選んでみてください!